「風邪ひいたので抗生剤(抗菌薬)ください」について
2月にはいり、風邪症状、胃腸炎症状の方の来院が続いています。特にインフルエンザB型が多く、次いでインフルエンザA型、新型コロナも出ています。皆様、体調管理、感染対策(咳エチケット・手洗いなど)にご留意ください。
当院では、インフルエンザ陰性の方には症状に合わせたお薬の処方を基本に行っていますが、「風邪なら抗生剤(抗菌薬)をください」と言われることがあります。
抗菌薬はウイルス性の風邪や胃腸炎に抗菌薬は効かないため処方しません。むしろ、抗菌薬の誤った使い方が、薬剤耐性菌発生の原因となることが問題となっています。
微生物に対して薬が効かなくなることを、「薬剤耐性」と呼びます。抗菌薬が使用されると、抗菌薬の効く菌はいなくなり、耐性をもった細菌が生き残ります。その後、耐性をもった細菌は体内で増殖し、ヒトや動物、環境を通じて世間に広がります。抗菌薬の不適切な使用はこれを助長します。風邪など抗菌薬が効かない感染症には使用せず、本当に必要なときに限って使うことが大切です。
薬剤耐性について「AMR臨床リファレンスセンター」のウェブサイトに詳しく載っておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
