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生活習慣病について

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。
日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・循環器疾患を引き起こす可能性があります。
がん、循環器疾患、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの生活習慣病は、私たちの医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めており、急速に進む高齢化を背景として、その予防は私たちの健康を守るために、大変重要となっています。
19世紀まで人類の健康上の課題は感染症の克服でしたが、この課題がほぼ解決した先進諸国では20世紀以降に疾病構造が大きく様変わりして、生活習慣病が主たる死亡原因となっています。

メタボリックシンドロームとの関係

「メタボリックシンドローム」とは、心筋梗塞などをはじめとする心血管病を高率に発症する疾患群のことで、具体的には肥満基準(男性:腹囲>85㎝、女性:腹囲>90㎝)を満たしたうえで、脂質異常、血圧上昇、高血糖のうち2項目以上を満たすもの、と定義されています。
食生活の偏りや運動不足といった生活習慣の乱れで「肥満」が発症し、その結果「食後高血糖」「高血圧」「高脂血症」などが生じ、さらにはそれらの合併症が進行してしまうことが示唆されています。

2000年には厚生労働省により、生活習慣病の一次予防に重点を置いた「健康日本21」が策定され、9分野(食生活・栄養/身体活動・運動/休養・心の健康づくり/喫煙/飲酒/歯の健康/糖尿病/循環器病/がん)について数値目標を定め、国民健康づくり運動が推進されることになりました。

2008年には新たに内臓脂肪蓄積を基盤とした複合リスク病態であるメタボリックシンドロームおよびその予備群を2015年までに25%減少する目標が追加され、より強力な生活習慣病撲滅対策として特定健診・特定保健指導が進められています。

こんな生活は生活習慣病になる

普段から体を動かすことでメタボリックシンドロームになりづらいことが分かっています。
逆に言うと、日ごろから体を動かさない方は生活習慣病になりやすいということです。
また、喫煙や塩分過剰摂取、アルコール摂取なども原因になります。

生活習慣病対策

今まで、健康診断などで「生活習慣病」や「メタボリック症候群」と指摘されたことのない方については、いわゆる「一次予防」である、身体活動の増加、禁煙・禁酒、減塩などが重要です。

一方、すでに「メタボリックシンドローム」と言われている、または「生活習慣病」を指摘されている方には「一次予防」のみならず「二次予防」が必要で、脳梗塞や心筋梗塞といった脳・心血管疾患の早期発見のために定期的な受診・健診および「生活習慣病の重症化予防」も大切です。

セカンドオピニオンについて

私たちのクリニックでは、心血管疾患に精通した「循環器専門医」と臨床検査技師と看護師が一体となって患者様をフォローしております。
その場でご説明できる結果は迅速にお伝えし、なるべく早期診断・早期治療を心掛けています。

もともと他院でおかかりの患者様でも、「かかりつけ医が循環器専門医でないので心配」や「十分な説明をしてもらえない」「他の医者の意見も聞きたい」など、様々な理由で来院頂くこともございます。

もちろん診療情報提供書のようなお手紙があればありがたいのですが、「なかなか手紙を書いてくれない」「かかりつけ医には黙って来た」という方もおられます。
それでも、当院では、お薬手帳や今までの検査結果などお持ち頂ければ、その中で最善と思われるアドバイスを差し上げますし、逆に全く私たちがアドバイスすることが患者様の不利益になると判断すればお断りすることもございます。

ですので、まずはお気軽にお問合せ頂ければと存じます。

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