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痛風

痛風とは

関節内に析出した尿酸塩結晶により起こる関節炎で、第一中足趾節関節や足関節に後発すると言われています。

典型的には、30歳以降の男性で飲酒習慣のある方がなりやすく、わが国では有病率が1%を超えていると推定されます。

原因

関節内に析出した尿酸塩結晶を好中球が貪食し、各種サイトカインが放出されることにより関節炎が起こります。多くは血清尿酸値の変動により、発作が誘発されます。

臨床像

  1. 痛風発作:第一中足趾節関節などの関節に急激に激痛、腫脹、発赤が生じます。1回の発作は7~10日で軽快し、間欠期は無症状です。
  2. 痛風結節:長期に尿酸値が高値の場合、耳介・第一中足趾節関節・肘関節などの皮下に痛風結節が生じます。痛風結節は尿酸結晶とに肉芽組織から構成されます。
  3. 痛風腎:長期に尿酸値が高値の場合、尿酸結晶の沈着により間質性腎炎様の腎障害が生じます。

診断

特徴的発作、高尿酸血症の既往歴、関節液中の尿酸塩結晶の同定が重要です。
発作中の血清尿酸値は必ずしも高値ではありません。

治療について

  • 発作前兆期:コルヒチン予防内服します。
  • 発作極期:NSAIDs療法やステロイド内服を行います。

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