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一般的な内科の病気

当院では一般的な内科の病気について診察いたします。
よくご質問について、まとめましたのでご参考としてください。

内科ってなんですか?

おおまかに内科、外科と分かれます。
主に内服薬を使って疾患を治療するのが内科、手術などの手技を通して治療するのが外科となります。ただし、今はカテーテル治療や内視鏡治療などのような、内科外科の中間のような治療法もありますので、厳密にここまでが内科、ここまでが外科という分類はされなくなっております。

外科や耳鼻科等とどう違うんですか?

私たち内科医はまず、「症状からどのような疾患が考えられるのか?」という鑑別を行うことから始めます。血液検査や画像検査の結果で、手術が必要であれば外科の先生にお願いするという流れになります。
ですので、「鼻水、くしゃみがある」ということで「花粉症ですね」という簡単な話でもなく、「感冒かもしれない」「それはウイルス感染なのか?細菌感染なのか?」というところまで考えるます。
ある程度、疾患が絞り込まれた時点で、外科や耳鼻科などのマイナー科の先生にお願いすることが多いです。

内科では何ができるの?

内科は江戸の昔「本道」と言われていました。
外科は「外道」と言われていました。
一言でいうと、すべての疾患の入り口は内科で引き受けるのだと思います。それが「よろず相談窓口」を掲げている、私たちクリニックのポリシーです。
もちろん「交通事故」「やけど」など、受傷機転から明らかに最初から外科で手術すべきという患者様もいます。
他院で「なんでもない」と言われても、症状があるということは何か原因があると考えます。
症状があるのに我慢していればいいということはありません。あとからわかる病気はいくらでもあります。

よくご相談のある症状

咳・痰がらみ、咽頭痛や発熱などの風邪の諸症状があるとき

咳や痰そのものは気道から異物を除去するための人体の生理的な反応ですが、激しい咳や1週間以上持続する咳は重篤な病気(たとえば結核など)が潜んでいる可能性があり、受診をお勧めします。

呼吸困難、喘息などの肺の症状があるとき

突然の呼吸困難は気胸や心不全の可能性があります。喘息発作も命に係わることがあります。

ぼーっとする、頭痛、めまい、けいれん、麻痺などの頭蓋内疾患を疑わせる症状があるとき

ウイルス感染や細菌感染によって引き起こされる髄膜炎脳炎の可能性もあり、緊急治療が必要になることもあります。特に嘔吐を伴う頭痛、発熱などがあると要注意です。糖尿病の患者様では低血糖も疑います。

動悸、胸痛、意識障害などの心臓の症状があるとき

狭心症や心不全、心房細動のような頻脈性不整脈や期外収縮といった心臓の病気以外にも、逆流性食道炎などの消化器の病気が原因で症状が出ることもあります。大動脈解離という命に係わることもあり、早急な受診をお勧めします。

腹痛、排便異常(便秘、下痢)、悪心・嘔吐、吐血・下血などの消化器症状があるとき

食道炎、慢性胃炎、大腸炎などの消化管の炎症によるものから、胆のう炎や膵炎といったもの、また腸閉塞などによる症状も考えられます。
女性では子宮や卵巣の病気が潜んでいたり、男性でも前立腺や精巣などの生殖器の病気が見つかることもあります。
また食中毒(キャンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオなど)が原因の場合、ご本人だけでなく、周囲の人にも感染させてしまうので、早めの受診をお勧めします。
ご高齢の方の便秘はお薬の治療だけでなく、普段の生活様式(なるべく立位で生活する、夏場の水分補給を適切にする、など)も重要です。

生活習慣病についてど

多くの患者様は「健康診断で指摘」されて来院されます。
自覚症状のある方は少なく、「会社から呼び出されて仕方なく受診した」「家族から促されて来院した」という消極的な動機の方が多いのですが、「最近、疲れやすい」「口渇感がある」という非特異的症状も受診動機になります。

「突然の足の親指の付け根の激烈な痛み」であれば、「痛風発作」とその原因である「高尿酸血症」を推測することは簡単です。
また「口渇感」であれば「糖尿病」の存在を疑います。
一方、「易疲労感」や「体重増加」といった非特異的な症状だと、何か疾患があることは疑いますが、内臓が異常なく「ストレスによるもの」であることもあり、やはりきちんとした検査が必要です。

生活習慣病は、無症状のまま進行し、ある日突然、「脳卒中」や「心筋梗塞」といった命に関わるイベントを引き起こす可能性が高く、普段からのケアが重要です。
あくまでも「健康寿命を伸ばす」ことが目的となりますので、「好きなものを食べたり、飲んだりできないなら死んだほうがマシ」とか「症状がないから、通院なんて必要ない」と思わずに「もし自分に何かがあったら困る人がいるから健康に注意しよう」と積極的に考えましょう。

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