喘息は気道の慢性炎症が原因となり、気道の狭窄や咳などを引き起こす病気です。

アトピー素因などのアレルギーが原因であることが多いですが、繰り返す花粉症、副鼻腔炎、睡眠時無呼吸や逆流性食道炎、さらには肥満なども喘息を悪化させる要因となります。

治療にはステロイドなどの抗炎症作用を持つ薬や、気道拡張薬なども使われます。

近年、日本での喘息による死亡者は減少傾向ですが、それでもまだ年間1600人程度は亡くなっております。

「症状が落ち着いているから」とか「発作が出たときに点滴してもらえばいいや」などと安易に考えていると取り返しのつかないことになる病気です。